(写真=江森康之)
「女性自身」(光文社/5月10・17日合併号)にて、「青田典子 "精神不安"の夫が強要した『恥辱の剃髪』&『外出禁止』!」という衝撃的な記事が掲載され、話題となった。これが本当なら、過去にも元交際相手である石原真理子(現・石原真理)への暴力が問題となっていた玉置浩二のことだけに、青田の安否が気になるところだが──。そこで今回、青田典子を含め、年々増えている被害者の皆さまに向けて、"DV脱出"の救いとなるかもしれない本を、識者の方々に選出してもらいたい。
配偶者や恋人など、親密な関係にある者から受ける暴力行為の総称「ドメスティック・バイオレンス(Domestic Violence)」。通称「DV」。社会的に広く認知された言葉ではあるものの、身近には起こり得ない事例として認識している人が多いだろう。しかし、昨年5月に内閣府が発表した資料によると、配偶者暴力相談支援センターに寄せられる相談件数は7年連続で増加。2009年度には7万2792件を記録し、7年前の02年(3万5943件)に比べると、ほぼ倍増しているのだ。